:2024:05/21/07:43 ++ [PR]
:2007:01/27/00:41 ++ 心の目
どんなに楽しく浮かれていようが、いざ視線を変えてみれば世界は変わる。
今そのときまで生を喜んでいたのに、ぱっと冷めて生に虚しさを覚える。
それほどまでに人の心は脆いガラス細工で出来ている。
角度によって変わる光の色も、ただ眩しいばかりで煩わしくも思う。
ましてや人が人に感じる輝きなどと言うものは尚のこと。
空は人の心を激しく揺れ動かす。
雲ひとつ無い快晴ともなれば、否応なしに心は後ろから押される。
逆に土砂降りでも降ったものなら、それを理由に心の跳ね上がる人間などいようか。
そして曇り空の曖昧さと来たら、私の心を激しく上下させる。
どうやら人は視覚に左右されやすいらしい。
では始めから光の無い人に映る世界は、一体どんなものなのだろう。
想像によって世界を描き出す、それを心の視覚で捉えるのか。
そうともなれば映像でことを判断するのになんら変わりは無い。
自分の目線から見える世界などと言うものは果てしなく狭い。
それなのに、その狭い視野にどれだけ振り回されているだろうか。
本当は何も見えていないのかもしれない。
きっと人は生涯、真の意味で盲目なのだろう。
あなたと言う人間を、視覚でも他の感覚器官でも無い、いわゆる「第六感」で感じることが出来たら良い。
そうすれば迷うことなくこの瞼を閉じ、暗闇に光を見出すことができるわけなのだから。
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